Beauty & Health vol.2
実験…まつ毛エクステンション編

自分にまったく興味のない事でも、実際に体験してみないと、その良さも悪さも語る事はできません。
私は、パーソナリティーという職業柄、食わず嫌いは、喋りの範囲を自ら狭めるものと考え、
たとえ興味のない事でも、一度は体験してみる事にしています。

数年前から流行り出し、今では、オシャレな女性のマストアイテムになっている、
「まつ毛エクステンション」
自分のまつ毛に、人工のまつ毛を1本1本接着して、まつ毛全体の本数を増やすというものです。

出始めのころは、私のまわりでも体験した友人などが、まぶたがかぶれたり、かゆくなったりと聞き、
とても体験しようという気にはなりませんでした。そして、昨年、視力回復手術(レーシック)を受けてからは、
余計、目に注意を払うようになり、目のまわりをイジルなんて、ダメダメ!と、私の中で、まつ毛エクステンションは、不必要な部類に入っていました。

ところが、毎日のお化粧で、やはり感じるメヂカラ(目力)の重要性。
目にインパクトのある女性の美しさは、多少、顔全体の輪郭が歪んでいても、鼻が低くても、それに影響されない美しさが感じられるものです。
試しに、ノーメイクの顔と、ノーメイクにビューラーでまつ毛を上げ、マスカラだけを付けた顔を見比べてみてください。目の輪郭がハッキリとして、ボケた顔が、キリッと見える事に気付かれる事でしょう。これがメヂカラです。

アラフォーとなり、若い頃とは明らかに違う瞼(まぶた)のハリ。
瞼がたるんできたせいで、目が垂れて、顔がボケて見えるのです。
さらに毎日のビューラーで抜けるまつ毛。
自分の顔が、メヂカラの理論とは、逆行して行くのを実感します。

そこで、ついに私を奮い立たせたのが、まつ毛エクステンションの実験です。
食わず嫌いは、人生の喜びを半減させるもと。こうして、私は施術ベットに横になったのです。


@ まずは、アイメイクをオフして、素のまつ毛の状態です。



この私のまつ毛1本に、エクステのまつ毛を1本接着させていくのです。
気の遠くなるような細かい作業です。
個人差はありますが、人のまつ毛の本数は、片目で100本ぐらいだと言われています。
つまり、今のまつ毛のボリュームを倍にしたければ、すべての自分のまつ毛に、
1本ずつエクステを接着すればいいのです。
ところが、そんな増やすと不自然なほど目が黒々してしまうので、少し増やしたければ、
片目20本〜30本が妥当なところのようです。


@ ちなみに、20本付けてみるとこんな感じです。



これで、だいたい、素のまつ毛にマスカラを塗った感じと、ほぼ同じ見た目になりました。
しかし、私は元々のまつ毛が細くて存在感がないので、いつもマスカラを3度塗りしなくてはいけません。
そこで、そこまでの雰囲気を出すために、もう少し、もう少しと本数を増やし、
素顔でもメリハリのある顔になるようにと、最終的に50本付けました。

A それがこの写真です。



写真は、ちょっと目を見開き過ぎていますが、ノーメイクでも、目元に立体感が出るので、顔全体に締りが出ました。
昔は、エクステを瞼に突き刺すように付けていたため、後から痛くなったり、接着材で痒くなったりした事が多かったまつ毛エクステンションも、今は瞼から2ミリほど離して接着する技術と、製品自体の質の向上、さらには美容師の免許のある人しか施術をしてはいけない決まりになった事により、正しい知識と技術力のある専門家が施術をすることが義務付けられ、まつ毛エクステの世界が飛躍的に躍進したのです。

あとは、一番美しく仕上がるポイントは、センスと技術のたけた美容師さんにしてもらう事です。
ちなみに、私のこのエクステを見事に施術して下さったのは、私が長年お世話になっている
ヘアーサロンASCH(アッシュ)檀渓通店の桐山さんという、男性です。全国的に見ても、まつ毛エクステンションをされる男性美容師さんは、大変珍しいんじゃないでしょうか。
昔は、女性の強さをパンティーストッキングに例えたものですが、今や、女性の強さは目が物を言う時代です…。
今回の実験は成功でした。これはいいかも…。うひひ
こうして、アラフォーの美への努力は果てしなく、続くのであります…。


さて、せっかくASCHの話が出ましたので、ここで、私が「人生で出会えてよかった」と思っている方を、ご紹介いたしましょう。
このASCHのオーナーの大林博之さんです。私のヘアーを長年お世話くださっている方です。
この大林さんは、美容業界では「世界の大林」と呼ばれる人で、美容界のパリコレと言われる世界大会に、長年日本代表として出場し、先日も、ドイツで開かれたヨーロッパ最大級の国際ショーで、オープニングヘアーショーを依頼され、最高級と絶賛された方です。
そんなすごい方が、東京にサロンを構えず、地元名古屋に居続けられる事も驚きですが、世界的なショーだけの大先生になられず、「私のベースはサロンに立ち続け、お客様のヘアーに携わらせていただく事です。」とおっしゃる姿勢に感銘いたします。
ASCHには140人の美容師さんがいます。大林さんは言われます。
「東京に行けば、うちよりももっと沢山の美容師を抱えているサロンはあります。
しかし、うちが誇れるとしたら、すべての美容師を皆、美容学校卒業と同時から育て、引き抜きをせずにこの人数になった事でしょうか。」

ASCHの檀渓通店の横には、古びたマンションの一画にASCHの看板がかかっています。
ここが、大林さんが初めてサロンを開いた1号店だそうです。
今は、店舗としては使っていません。なぜ、処分しないのですか?とお尋ねしましたら、
「あそこは、私を育ててくれた場所であり、あそこから、たくさんの仲間が育ちました。今でも、美容学校を卒業したばかりの新人美容師は、あの場所で研修をします。
うちの美容師は、全員、あの場所で勉強をして、全員同じ条件で一人前になっていくのです。
あの場所は、ASCH全員の原点なのです。」
大林さんは、オーナーであり、経営者の方ですが、自分の会社の美容師さんを従業員だとは言われません。
ご自分の「仲間」だと言われます。
大林さんに、どんな人を採用されるのですか?とお聞きしました。
「自分の家よりも大切な、店の鍵を預けるのですから、仲間として、一緒に仕事して良いものを作りたいと思う魂を持った、美容師ですね。」とおっしゃいました。

12月14日にその大林博之さん率いるチームASCHのドイツ凱旋ヘアーショーが、名古屋国際会議場で、開催されます。
今から、興奮します。
素敵な人から受ける生きたエネルギーは、時にサプリメント以上に良い影響を、身に与えて下さいます…。